平成29年度の活動報告書を公開しています!

みんなの孫プロジェクトとは

水柿大地

皆さんはじめまして!みんなの孫プロジェクト代表取締の水柿大地です。ここでは僕たち「みんなの孫プロジェクト」の理念・ミッションについてご説明します。

2010年に東京から岡山に移住しました。その中で、高齢者の方々は日々たくさんの仕事をこなしていることに驚きました。自らのふるさとで暮らしていくために、家周りや農地の草刈り、農作業、墓の管理等々……70代、80代、中には90歳を過ぎてそのような作業をされている人もいます。しかし、高齢化や一人暮らし世帯の増加などで、作業が困難になってきている実態も目の当たりにしています。

そこで、そういった仕事を、地域に根付こうとしている若者が引き受けていくことで、一つの稼ぎがうまれるのではないかと考えました。おじいちゃん・おばあちゃんも、引き続き土地を守りながら生きていくことができます。ただ、シルバー人材センターなどでもそのような取り組みはとっくの昔から行われています。だったら少し趣向の違うものを、と考えついたものが「みんなの孫プロジェクト」です。

大きな特徴は、話し相手になるということです。

高齢者の方、特に独り暮らしの方には「話をしたい」というニーズが強くあることを様々な場面で体感してきました。そこで依頼主の方にはこちらから「一緒にお茶やご飯をとること」をお願いします。積極的にコミュニケーションを取る時間を確保することで、おじいちゃん・おばあちゃんと孫のような関係性を築いていくことができます。すると「草刈りの合間にお風呂の温度の設定を変えてくれないか?」「ちょっとこの米を倉庫に動かしといてくれないか?」という、それ単体では普通は依頼をしないようなお願いも出てきます。細々としたニーズでも、草刈りのように対価をいただきやすい仕事と合わせて複合的に対応できるのです。

また地域の伝統文化や技の継承も大きな特徴の一つです。

日本の農山漁村で長年培われてきた伝統・文化、生活の知恵は、大きな大きな魅力です。いま、技や知恵を蓄えてきた方々から教えを請うことができるタイムリミットは迫ってきています。依頼主の方からお話を聞くことは、話がしたい欲求を充たすだけでなく、それらを引き継いでいくことにも繋がっていきます。

高齢化する地域社会の中で稼ぎをつくること次世代に地域の魅力を残すことは並行して行っていかねばなりません。外に出ている孫にひとまず代わって、こういったことを意識し、取り組んでいるのが「みんなの孫プロジェクト」です。

▶︎平成29年度活動報告書はこちら
http://minnanomago.net/mago-h29-houkoku/